2015年6月17日水曜日

Immunologyの感想

 皆さん元気ですか?かわでぃーです。僕は元気です。
 2週間前に帰国しました。
 帰国直前にチャリパンクさせてしまいました。空気入れてたら目の前でパッーンって破裂したのです笑 さすがに笑ったよ。ごりさんごめんね。
 5月からのごりとはーりーはまだあと2週間以上ありますね。

・ Immunologyの感想
 さて、5月に回っていたImmunology科について書いていませんでした。

 Immunology科で扱われる疾患は、 様々な膠原病やアレルギー疾患を含む自己免疫疾患および免疫不全症です。自己免疫疾患にはいわゆる膠原病だけでなく、例えば重症筋無力症や類天疱瘡なども含まれるので扱う疾患は非常に多様です。
 ちなみにはーりーがとった膠原病内科とは別です。Immunology では免疫抑制剤を使用してフォローとなっている患者が多く外来にかかっている印象で、膠原病内科では関節の症状が明らかな患者が多くかかっている印象です。

 Immunologyでのスケジュールは大体こんな感じ。


 学習機会といえば、8割が外来見学、残りは病棟回診ミーティングです。

外来見学では、アレルギー疾患、膠原病などの自己免疫疾患+免疫不全症、血管炎に特化した外来がそれぞれあります。患者の受診目的として多かったのはアレルギー疾患に対する治療と、 免疫抑制剤の調整のための外来フォローでした。しかし、原因不明で検査にてまさに原因究明中の段階患者も多く、興味深かったです。学習は見学スタイルですが、興味深い検査結果があった場合は先生に解釈するよう言われ、ディスカッションすることができて勉強になりました。

病棟回診と言ってもImmunology科固有の入院患者は1〜3名で、他の科からコンサルを受けて患者を診察しに行くことの方がむしろ多いです。興味深かったのは救急からのオンコールを受けてかけつける先生について行った時で、鑑別を考える段階に参加できました。救急からのコンサルが勉強になるのはどの科を回っていても同じだと思います。 ただし、やはりほぼ見学スタイルです。

ミーティングは主に、先生方も診断や治療に迷うような非常にレアなケースについてディスカッションする場で、レベルが高すぎて学習機会として活かしきれなかった感が否めませんでした……

 総じてほぼ(外来の)見学だったので、自分がもともと期待していた「診察をしたり鑑別を挙げてプレゼンしたり」といったことはできませんでしたが、正直、国試レベルの知識では到底太刀打ちできるような診療ではなかったと感じていて、学生が自由にやらせてもらったところで効率的に学習できるとは思えませんでした。それほどレベルが高かったです(臨床的にも、基礎医学的にも、医学英語的にも)。なので見学スタイルなのはしょうがないと感じました。

 ちなみに、皮膚科の医学用語の知識も必要でした。FOCUSやってる段階ではノーマークだったので困りました。タイでの実習を終えたブロガーの彼も皮膚科用語での苦労を綴っています。

 では僕自身はそういう場でどうやって学習していたかというと、必死に先生と患者の会話に耳を傾け、分からない単語も音をカタカナでもいいからメモし、開かれた紹介状をちら見し、質問もできるだけして情報を集め、そうやってかき集めた情報を自習時に文献検索しながらつなぎあわせて理解していくという地道スタイルです。仕方なかったんです、こうしかやりようがなかったし、カタカナでメモした謎の医学英語も結構調べれば分かるもんでした笑

 症例自体は興味深いものが沢山あり、Immunology ならではの学習を楽しめました。

 ちなみに、4月のGeriatrics に毎週戻ってLong Case をやったり、毎週ANU学生のための画像読影講座とかにも出席できていたので気分転換しながら勉強できました。

 GeriatricsからのImmunology の組み合わせはバランス良かったです。


かわでぃー

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