2015年5月30日土曜日


ようやくオーストラリアにやってきました!!


・・・と思ってから早いもので3週間が経ちました。。

はーりーです。よろしくお願いします。


そろそろ、


ぐっだぁい! → Good day!

へぁあ   → Here


と頭で変換されるようになってきました。

こっちに来てから、Aussi(オージー=オーストラリア)スタイルの英語の嵐にやられっぱなしです。

今月はRheumatologyで実習していますが、その先生方の出身国が様々。患者さんの出身国も様々。オーストラリア、マレーシア、オマーン、スリランカ、フィリピン、フランス、イタリア、イギリス・・・皆さんそれぞれ舌の個性を活かした話し方をします。ぼっとしてると英語と気付かないこともしばしば。。ここの人々は自分と異なる英語の音に対する守備範囲が相当に広い!!オーストラリアの国土より広い!!!
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さてさて。
先週の週末は、TMDUからの学生4人揃って、Blue Mountainsに行ってきました。
オーストラリア東海岸沿いに4000kmにわたって広がる山脈。日本列島より長い!!


“BLUE MOUNTAINS(=青山)。
青く、見えます? 
……普通の山と変わらない??…おっと失礼。
この森はユーカリの木で埋め尽くされていて、
その葉っぱから揮発した油が日光を反射して青く見えるそう。
葉っぱから出ている青い空気、今度は見えるんじゃ・・・?
うーん…観光もX線写真も心の眼は大切ですね。
この雄大な景色の中でひと際目立つのが、”Three Sisters”と呼ばれる不思議な岩たち。
あるアボリジニの伝説により、左からMeehniWimlahGunnedooと名付けられています。
その伝説はこんな内容。
むかしむかし、Three sistersと祈祷師の父親が平和に暮らしておりました。ある日、魔物が娘たちを襲いに来たため、父は娘たちを岩に、自分をコトドリに変身させて隠しました…。しかし、父親は元の姿に戻れず、娘たちも岩のままとなってしまいましたとさ。
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それとついでに訪れたのが、
Blue Mountainsからバスで2時間ほどのSydney市内の町、Circular QuayThe Rocks
ここでは、毎年この季節になると “Vivid Sydney”という光と音楽の祭典が開かれます。
町中の至る所でイルミネーションやアートを楽しめます。
世界文化遺産にも登録されているあの有名なオペラハウスもこんな感じ。




トンネルの天井もこんな感じ。野生動物の迫力のある映像が映し出されます。
道路脇のブタちゃんもこんな感じ。
(そういやスーパーで、PORK HEARTが売っていたような。肉類の品揃えは完璧。)
と、束の間のシドニー旅を楽しんだ後は、緑地と病院以外何もないと評判のキャンベラに戻ってきました。
ではまたー
はーりー


2015年5月17日日曜日

ばなな

お初です。ゴーリーです。

実習は、

消化器内科の看板出しているけど半分は肝臓専門のgasteroenterologyと、Immunologyを回る予定です。

どうぞよろしくお願いします。




キャンベラに着てからちょうど一週間。

キャンベラ病院周りの第一印象は

だだっぴろい、建物も横に長い

年寄りだとお隣の家まで行くので精一杯というところかな。



裏を返すと、視界をさえぎるものがないので

空が広くて綺麗!



当然星も綺麗ですよ。はーりーかにゃん吉か、探していた南十字星と偽南十字星は見つかったかな?

日本からはほぼ拝めないので、ここに訪れたら是非空も見上げてみましょう♪





さて、僕の雑感はここまでにして、

今回はオーストラリアに来る人のためになるアドバイスをしようと思います。


[ゴリのタメになるアドバイス1]      じゃじゃん。
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  飛行機の中で渡される
  バナナ  
  にはご注意ください。                  
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そうバナナです。

別に腐ってるとかではなく。

僕好みのやや斑点付き熟れバナナです。
(スイートスポットと言うようですね。φ(.. )メモメモ )

ただ、到着した日のブランチに取っておこうと鞄に入れると・・・

Quarantine(検疫)に引っかかります。



入国のとき検疫官に一列に並ばされて、

探知犬出動!

(画像はイメージです)


鞄をウロウロ・クンカクンカ。

その動線がバナナの入った鞄に収束して、


 ワンッ!!!


はい、検疫官に鞄を持ってかれます。

質問散弾銃で爆撃されます。

「これはなんだ?」「申告していないのか」「罰金だぞ、you

機内の朝食で・・・って話聞いてー 


今回は検疫官が優しかったので罰金も何にもなかったです。ε=( ̄。 ̄;)フゥ

「最初からお前怪しい顔してたもんな、you
とのこと。

オーストラリアは自然保護の観点から、Quarantineを厳しめにしています。

渡航の際は、チェック品目をなるべく持ち込まない、持ち込んだら素直に申告するを徹底しましょう ^^)/~~

2015年5月16日土曜日

Canberra チャリ旅 ② Tidbinbilla Nature Reserve の近く

 連投すみません。かわでぃーです。こちらは冬が近づいて参りました。

 ここへ来た当初の4月は12−23℃くらいととても過ごしやすい気温でしたが、最近は3−16℃くらいと特に朝方は冬らしくなってきました。週に一回くらいは雨が降りますが、比較的乾燥していて手の甲にあかぎれができ始めています。


 さて今日は、チェーンの復活した自転車で Tidbinbilla Nature Reserve (ティドビンビラ自然保護区)を目指しました。

  ティドビンビラ自然保護区 はキャンベラから車でわずか40分の距離にあり、『もったいぶったように歩くエミューや草を食むカンガルー、ワラビー、コアラ』を見ることができる場所だそうです(オーストラリア政府観光局公式サイトより引用)。

 もともとここに行こうと思ったのは、「僕達、キャンベラの南の方に行ってないな」との考えからです。

 往復で60数キロはチャリ部としては大したことないだろうと思い、もったいぶったように歩く野生動物目撃を目標にお昼前に出発しました。

 出発して約10km地点、チャリ旅に必須のコンビニ発見。ただ食べ物も飲み物も持っていたので寄りませんでした。キャンベラではセブン以外の日本のコンビニは見たことありません。

 ちなみにこの時すでに、疲れています。最初の10kmで実はかなりの上り下りを経た上、僕のチャリはとにかく重くてギアもチェーンもきしんでひどいクオリティーなんです。

 15km地点、残り半分。

 これは動物いそう!

 ここから100m、馬に乗る紳士に注意。

 あと5kmくらい。ここまでで既にものすごい数の坂を上り下りしています。

 せっかく上った後のこういう下り坂をもったいなく感じています。

 うーんここまでで牛・ヒツジ以外なし!

 32km地点。この後に続くとんでもない下り坂を前に、挫折しました。すでに14時過ぎで明るい内に帰るにはここまでが限界でした。そして明らかに、この自然保護区はここより標高が高い場所でした。岩の上でお弁当を食べて引き返しました。

 残念だけど、こういうチャリで来るとこじゃなかった!めっちゃきつい……

  途中でチェーンははずれるし……

  はい、もったいぶったように歩く牛とヒツジ。


 ただただきつかったチャリ旅でした。でも首都でこの自然のありようには驚きました。

 ちなみにこれ↑は、Runtastic とかいう(多分無料の)アプリで、自転車やランニングのトラッキングに使えます。
 ご存知の方は多いかもしれませんが、iPhone の地図アプリ、Googleマップ、Runtasticなどは一度場所を調べておけばある程度の期間はデータが保存され、オフラインでも使えます
 また、City Maps 2Go Offline Maps というアプリは各都市のマップをダウンロードでき、常にオフラインで使えるので海外ではオススメです。もちろん「ネットなしで現在地も分かる」ってことですよ。


 僕のチャリ旅はこれにて終了かな!


かわでぃー

2015年5月11日月曜日

本の紹介

 はーりーとごーりーがやって来ました。かわでぃーです。やっと4人揃いました。

 そして、それはさておき笑
 それとは全く関係なく、派遣前および現在お世話になっている本の紹介をしたいと思います笑


1.Examination Medicine: A Guide to Physician Training

 これは以前紹介した通りです。ただ、その記事の最後に「Long case の部分はレベルが高くて読む気になれなかった」とnegative なことを書いてしまいましたが、あれからLong case をやるにつれて読まざるを得なくなってきまして、ちゃんと読んでみたら素晴らしかったので、その点訂正したいと思います。特にこれに書かれてある検査プラン・management に関する部分が大変分かりやすく重要な点ばかりで、プレゼンを考える際に役立っています。思えば、今までFOCUS では主に問診・診察・鑑別・検査プランを考えるトレーニングをしていましたが、個人的にはそれで精一杯でmanagement についてはかなりおろそかになっていました。management までプレゼンが求められるので、今はこれがないと結構キツイです。



2.The Patient History: An Evidence-Based Approach to Differential Diagnosis
Mark Henderson, Lawrence Tierney, Gerald Smetana "The Patient History: An Evidence-Based Approach to Differential Diagnosis 2ed" 2012, McGraw-Hill Medical
 こちらは、FOCUS に多用した本です。FOCUS が始まってまず苦したのは問診です。何をけばいいか。それを、症状に学べる本です。「症状に」っていうのが良かったです。「疾患」とかだと疾患が分かってる前提のようですが、「腹痛の患者にくべきこと」という感じでまとまっているのは大助かります。"evidence-based" のところまでは余裕なくて全然味わえなかったな。今調べたらびっくり、日本語訳出てました!(く技 答えは患者の中にある 2




Scott D. C. Stern, Adam S. Cifu, Diane Altkorn "Symptom to Diagnosis: An Evidence-Based Guide, 3e" 2014, McGraw-Hill Medical

 こちらは上2つより有名でしょうか?旧版の日本語訳も出てるみたいです(考える技 床的思考を分析する 2)。これは主に学内考の前に多用しました(今年の学内考はもうわっちゃったみたいね)。これも症状Case Based Learningです。"The Patient History" よりも症例が詳細で、鑑別をあげる練習にはもってこいだと思います。FOCUS で症例を用意するにも使えると思います。旧版なら医科歯科の図書館にもあります!

 人的にはやはり"症状"(つまり症候学のような ?)の学がしたかったので、これらは役に立ちました。そういう本を探してた期がありましたが、意外に"症状"ごとにしっかり分けられて、あらゆる症状までカバする本っていんだなと思いました。


 もう一つ、症状の学ができる本としてこれがあります。 


 問診くべき目の部分が秀逸です。なぜなら、問診試験試験のチェックリストがってるからです。つまりそれらが問診の重要ポイントなわけです。非常にまとまった内容のプレゼン、鑑別検査プランまでっていてFOCUS には役立つと思います。ただ、40以上ってる症例のうち4つくらいしかんでないので、これ以上そうに介できません。



番外編・自己免疫疾患の診断基準と治療方針(第7版)
髙崎芳成監修「自己免疫疾患の診断基準と治療方針 第7版」2014 株式会社 医学生物学研究所


 そう!医科科のM5-6なら皆持ってるこれ!PCCで配られたやつ!
 今Immunology という科を回ってるのですが、しくて!今このハンドブックに少し助けられています、この(物理的)薄さとまとまり具合がよいです。

 Immunology のムズさにけずに頑張ります。

かわでぃ

2015年5月9日土曜日

Canberra Life

 早いもんですな、あと3週間!かわでぃーです。チャリが直ったよ!

 日曜にはごりはーりーが来ますよ楽しみですね!

 その前にCanberra での生活のことを少し書いときます。


【寮】
寮の外観
部屋
部屋はそんなに狭くないと個人的に思います。バスタオル2枚・フェイスタオル1枚が支給され、毎週火曜にそれらリネンを交換できるシステム。使ったタオルとかは部屋の外に置いとくと回収されるのですが、火曜に帰ってきて鍵開けて部屋入ったら中に新しいリネンが置いてあったんでちょっとビビリました。念の為にバッグには南京錠を。

 キッチンは共用。自分の鍵付き棚が支給され、冷蔵庫は適当に各自スペースを支配。



 さほど不便ではないですが、箸とフォークとボウルが全然ない!

 最近寮で、お皿を洗わないピーポーがいます。困りますね。日本人の美しい皿洗い、ひいては皿洗いの美しさを見せつけてやりますよ。

 3階建の2階に住んでいます。病院から約50m、トイレ・バス・キッチン共用、シャワーの出力◎、各部屋に洗面台、ヒーター完備、光熱費・水道代込でAUD$13/day ≒ 月々¥37,000Canberra では破格の安さ!最初にまとめてクレジットカードで支払い可。

 ちなみに水道水は飲めるクオリティー。



【食事】
 普段、土日は自炊、平日は土日の残りで食いつなぐか病院の食堂やカフェで買ってます。病院内には職員用の食堂とカフェがいくつかあります。食堂での食事の一例はこんな感じ。

 これで$10 だから全然安くない。昼は測り売りのビュッフェコーナーとそうでない注文のコーナーがあり、ずっと測り売りを利用してましたが、最近測り売りは高いんじゃないかと気付き始めました。夜は写真のケース1つ分のおかずをtake away で常に$5 と、こちらはまあまあの値段。メニューは日替わりで飽きないし、味も結構美味しいです。
 夜はおかずだけ買って、米は自分で炊いたのを食べてます。

 こちらが、日本人好みの米として「許容できる米」。ロング米はあんま好きじゃないんだ。この「許容米」は2kg で$5 と、食堂でライス買うよりは随分節約できます。

 そういえば先日、スーパーでAustralian National Emblem の肉を買って食べました。ナショナル エンブレム?

 そう、カンガルーの肉です。焼く時、牛はある程度生でも大丈夫、豚や鶏は生じゃダメ、じゃあカンガルーは?ってなりました。なので念のためSuper well done で食べましたが、それでも結構柔らかくて美味しかったです。ただ、カンガルーの肉って甘いのね!!



【買い物】
 買い物は以前紹介した2か所を利用しています。
 クレジットカードは基本的にはどこでも使えます。唯一(?)使えないのが病院の職員食堂。



【ネット環境】
 病院・図書館では無料wifi が飛んでいます。ただ不安定で、移動するとすぐ切れます。
 寮内ではその無料wifi が飛んできていますが、寮の部屋によってはキャッチできないらしく、ラッキーでした。寮にいる分には移動はないのでそこそこ安定して使えます。



【ケータイ】
 実は病院内での連絡は、ポケベルやPHS ではなく普通のケータイでやります。いいんですか?いいんです。ですからケータイは必須。そもそも友達とのやりとりのためにも無いと困りますしね。
 我々が利用しているのはOptus の月$30 で通話・テキストほぼ使い放題のプリペイドカード。Telstra っていう大きな会社のもあるけどOptus の方が条件良かった気が。
 ごめんねTelstra。

    >




【病院】

 こんな感じ。




【図書館】
 寮の隣で、なんと24/7 Open! すごいね!僕はほぼ部屋で勉強するけど。
本は借りれるかって話ですが、紙に必要事項書いて、supervisor のサインもらえば、借りれます。面倒なので利用してません、館内で読んでます。



【移動手段】
 以前にもちょっと書きましたが、バス友達の車に乗せてもらう、チャリ、くらいでしょうか。タクシーもありますが利用したことはないです、高いらしい。Civic ではレンタルサイクルはありますが、1時間で$20 !
  バスは待ち時間長いし、時間かかるし、何と言っても高い。片道$4.6 よ!で、当然学割のシステムはあるのでトライしました。一つはMy Way というプリペイド式バスカード。これの学生版をゲットできれば半額以下で乗れるのですが、色々書類を事務所に提出する必要があって煩雑なので give up。次にやったのは、バス内で切符を買うときにTMDU の学生証を見せること。学生証見せれば半額になるはず。医科歯科のは英語もちゃんと載ってますもんね。しかし!オーストラリアの学生証じゃなきゃだめとのこと。病院で使ってるスタッフカードでもだめでした。でも「(学生なのは分かったから)次はちゃんとした学生証見せなよ」って言って割引にしてくれる運転手もいたので、懲りずに学生証でトライする価値ありです笑

 ちなみににゃん吉は、「学生?」「うん。」の会話だけで半額になったこともあるそうです。

 一番いいのは友達の車に乗せてもらうことですね!心優しい友達に出会えて良かった。

 チャリという手も忘れないでね。



【チャリの修理】
 Westfield ショッピングモールのBIG W というデッカいホームセンターみたいなとこで最安のチャリを買ったわけですが、そこでは修理は火曜のみと言われました。で、近くの別の店行ったら、$40~50 とか言われて。BIG W なら保証効くだろうと踏んでたのでそこは断って、しぶしぶ火曜を待ちました。そして先週の火曜に行ったら、「修理の人もう帰っちゃった笑」笑うんじゃない!仕方なくチャリ置いてもう一週間待ち、やっと今週直りました。交渉したかいあって無料、よかった!


かわでぃー

今日の一言:イギリス英語って米英語とスペル違うことありますよね、hemorrhage → haemorrhage、Celiac disease → Coeliac disease、また esophagus → oesophagus なので、GERD → GORD