そして、それはさておき笑
それとは全く関係なく、派遣前および現在お世話になっている本の紹介をしたいと思います笑
1.Examination Medicine: A Guide to Physician Training
これは以前紹介した通りです。ただ、その記事の最後に「Long case の部分はレベルが高くて読む気になれなかった」とnegative なことを書いてしまいましたが、あれからLong case をやるにつれて読まざるを得なくなってきまして、ちゃんと読んでみたら素晴らしかったので、その点訂正したいと思います。特にこれに書かれてある検査プラン・management に関する部分が大変分かりやすく重要な点ばかりで、プレゼンを考える際に役立っています。思えば、今までFOCUS では主に問診・診察・鑑別・検査プランを考えるトレーニングをしていましたが、個人的にはそれで精一杯でmanagement についてはかなりおろそかになっていました。management までプレゼンが求められるので、今はこれがないと結構キツイです。
2.The Patient History: An Evidence-Based Approach to Differential Diagnosis
Mark Henderson, Lawrence Tierney, Gerald Smetana "The Patient History: An Evidence-Based Approach to Differential Diagnosis 2ed" 2012, McGraw-Hill Medical |
Scott D. C. Stern, Adam S. Cifu, Diane Altkorn "Symptom to Diagnosis: An Evidence-Based Guide, 3e" 2014, McGraw-Hill Medical |
こちらは上2つより有名でしょうか?旧版の日本語訳も出てるみたいです(考える技術 臨床的思考を分析する
第2版)。これは主に学内選考の前に多用しました(今年の学内選考はもう終わっちゃったみたいね…)。これも症状別のCase Based Learningです。"The
Patient History" よりも症例が詳細で、鑑別をあげる練習にはもってこいだと思います。FOCUS で症例を用意する時にも使えると思います。旧版なら医科歯科の図書館にもあります!
個人的にはやはり"症状別"(つまり症候学のような
?)の学習がしたかったので、これらは役に立ちました。そういう本を探してた時期がありましたが、意外に"症状"ごとにしっかり分けられて、あらゆる症状までカバーする本って無いんだなと思いました。
もう一つ、症状別の学習ができる本としてこれがあります。
問診で聞くべき項目の部分が秀逸です。なぜなら、問診の試験の試験官側のチェックリストが載ってるからです。つまりそれらが問診の重要ポイントなわけです。非常にまとまった内容のプレゼン、鑑別、検査プランまで載っていてFOCUS には役立つと思います。ただ、40以上載ってる症例のうち僕は4つくらいしか読んでないので、これ以上偉そうに紹介できません。
番外編・自己免疫疾患の診断基準と治療方針(第7版)
髙崎芳成監修「自己免疫疾患の診断基準と治療方針 第7版」2014 株式会社 医学生物学研究所 |
そう!医科歯科のM5-6なら皆持ってるこれ!PCCで配られたやつ!
今僕はImmunology
という科を回ってるのですが、難しくて!今このハンドブックに少し助けられています、この(物理的)薄さとまとまり具合がよいです。
Immunology のムズさに負けずに頑張ります。
かわでぃー
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