2015年4月24日金曜日

Department of Medical Oncologyへようこそ!

3週目もあっという間でした。にゃん吉です。
このクールも実質あと4日!(来週月曜は祝日のため)

…ということで。
私が実習をしているDepartment of Medical Oncology(腫瘍内科)についてご紹介!

名前通り、ありとあらゆる腫瘍の患者さんと巡り合います。
医科歯科大には存在しない診療科なので私にとってはちょっと新鮮。

外来と病棟、Consultationを行っています。

【外来】@Canberra Region Cancer Centre(CRCC) 2F

The Canberra Hospitalで1番新しい建物なのです♪
白い建物。細長い大きな窓が多い。もうとにかくキレイ♪
2F外来はOncologyだけでなく、血液内科Hematology、免疫内科Immunologyも一緒。
1Fには放射線腫瘍科Radiation oncology、
4Fには化学療法Chemotherapyの外来もあります。
とにかく、腫瘍に関係のある科や施設が集まってるイメージ。

外来では、専門医SpecialistまたはレジデントRegistrarについて見学。
ほとんどFollow upの患者で、放射線治療Radiotherapyや化学療法Chemotherapyの進捗状況とか体調確認がメイン。
患者さんにお願いして、胸部や腹部診察などをさせていただいてます。

専門医の先生は10人ほど。
得意分野がそれぞれおありだということで、日替わりで別の先生について様々な腫瘍について学んでます。
 今のところ、乳癌Brest cancer、結腸直腸癌Colorectal cancer、Melanoma、Lung cancerが多いイメージ。

希望すれば、化学療法Chemo外来も見学可。
(ただしかなり忙しくて、自分からついて行ったり聞いたりしないと放置されかねないので注意…汗)

日本の病院の外来と雰囲気はあまり大差ないですが、医師と患者間のコミュニケーション・患者の家族との信頼関係構築にしっかり時間をとっている感じがします。
そもそも診察室への入室は、待合室へ医者自らが患者を呼びに行きます。
大病院でありがちな、放送で呼び出し、ではないのですね。

【病棟】
木の看板の後ろの道を左に曲がるとOncologyの病棟。
朝8時頃から回診Morning roundがスタート。
患者数が多かったり、話し込んだりすると午前中丸々使います。

時に急患があると救急科EDへ行くことも。
 ちなみに、救急科のドクターのスクラブは緑色!
  医科歯科で救急を回る学生が着る緑のスクラブそっくりでちょっと不思議な気分。

「問診・診察とか自由にやっていいよ!」とのことで、
午後に自分で病室を訪ねて病状を聴いたり身体診察をさせていただいてます。

ANU学生曰く、「politeであれば患者さんは大抵学生でも親切に診させてくださる」とのこと。

確かに、「日本からきた医学生だ」と自己紹介するところから始まり、
まだ不慣れでも真摯に診察すると、快く応えてくださいます。
英語が速くて聞き取り切れなかった時も、素直にそう言うととわかるようにゆっくり話してくださることも。

本当にありがたいことで、英語での診察がもっともっと上手くできるようになりたいと思うモチベーションになっています。

【Consultation】
他科からの化学療法依頼とかで、Registrarの先生と一緒に赴きます。
患者に会う前に分厚いカルテをポンと手渡され、
「どんな患者か教えて?」と言われ、プレゼンすることも。

さっき【病棟】のところで書き忘れてましたが。
入院患者のカルテは紙媒体、つまりは手書き

…解読不能。達筆すぎて。いや、個人の文字のクセが強すぎて。

……と思っていたけれど、最近読めるようになってきた。
慣れかな、なんだろう。

患者に会う時は、末期癌だって説明だったり、Chemoか緩和療法Palliative careかの選択だったりと繊細な話が多いので基本的には見学。

【その他】
腫瘍は色んな科が協力して治療する必要があるので必然的に合同カンファが多い。
放射線医、病理医、呼吸器外科医などとそれぞれmeetingがある。


大分長くなってしまいました…
思うこととかいろいろあるけれど、これ以上書くと煩雑なので止めます。
あと1週間、まだまだOncologyを堪能してまいります!

にゃん吉

0 件のコメント:

コメントを投稿